お仏壇豆知識

唐木仏壇の知識

古来中国大陸から遣唐使等を通して、様々な道具類が伝わりました中に、木の好きな日本人の目に一際美しく、又、珍しく映ったものに唐木と呼ばれた、玉虫の厨子や楽器等、数々の細工物がありました。美しい香りのする白檀の扇子や飾り棚、三味線の柄等は今でも愛用されています。
唐木仏壇は単に細工物としてでなく、み仏の最高の境地と対面し、同時に御先祖と対話のある生活を楽しむ場としての細かな心遣いがなされて作られています。いつも清々しくお給仕できる様、掃除のしやすいのも唐木仏壇の特徴です。

構造

  • 唐木類は非常に高価な木材ですので、その材料の使用量により原価が異なります。引出し材等がムク材を使用してある為、全体がムクで作られている様な錯覚を起こすことがありますが、図2に示す様に全部ムクで使われることは余程の良材の一部を使ったものしか本当に希にしかありません。一般的には、日本の独特な風土に合せる為に様々な工夫をこらして作られております。
  • 図1、図2に示される様に正面の大扉や内扉の作りにその材質感が求められているのが普通です。
  • お寺の荘厳さを家庭にという配慮から、その内陣に豪華な斗組宮殿を施してあるものや江戸末期の社寺建築の仕様を取り入れた折上格天井を施してあるものもあります。

木工

年々少なくなっている天然資源の中の銘木中の銘木、唐木は一部は突き板や剥き板の様に0.3~0.5㎜にされ保存さ れますが、7~12㎜に引かれた主として柾目板は製材されてから2~5年位自然乾燥され、その芯材となります同じ様な性質を持った木材(セピター、ニヤトウ)に特殊接着剤でネリ合わせて使われます。突板や剥き板は通称貼りと呼び、引き板は通称ネリと呼びます刃物は超硬度な鋼で特別に作られます。釘打ちができない為、ダボ構造やホゾ組み、あり組み等様々な木匠技術が駆使されています。

塗り

ていねいに研磨された唐木の肌は、塗装されなくとも充分に鑑賞に耐えられるものですが、昨今の冷暖房等に影響され易いため、そのほとんどは塗装により被膜されています。
超高級品はすり漆等を施し、生地色塗り等に仕上げますが、一般的には

  • 下塗りにポリウレタン塗料を2~3回塗布と研磨 を交互に繰り返し塗られます。
  • 中塗りにポリエステル塗料を2~3回塗布と研磨を交互に繰り返し塗られます。
  • 上塗りにラッカー塗料を2~3回塗布と研磨を 交互に繰り返し塗られます。

最近は、科学の鉄と呼ばれているエポキシ塗料も使われております。

彫刻

一つ一つの穴に糸のこを通して、今でも昔ながらの方法で引抜かれております。その絵に様々な彫刻刀を駆使して精魂こめて彫刻されていますが、その絵のデザインや彫刻技術により上品、並品の差がつくことは、手作りである以上避けられないことです。


お仏間の設計概要

本来お仏壇は、ご本尊をおまつりするものであり、新築改築時には、仏間を設計し、お仏壇を安置する事が大切です。
我国の最近の土地の高騰により、増々一戸建住宅を持つ事が大変困難になってきました時期に、持家の対象としてマンションがクローズアップされてきました。
マンションに適応した小型仏壇も色々の種類をそろえておりますので、マンションを設計される場合でもお仏壇を安置できるスペースの確保を是非お願いします。又、プレハブ住宅や、建売住宅にあっても仏間を間取りの中に組み込まれる事をお願いします。

仏間設置の場所

仏間設置の場所

お住まいの間取りによって最適の場所は異なります。
風通しがよく、湿気が少なく、かつ直射日光が当たらない場所で次のような条件を考慮される必要があります。

落ち着いて礼拝できる場所

人の出入りでざわついたりしない場所である事。

お給仕に便利で礼拝しやすい場所

日常の生活空間とかけ離れた場所では、日々の礼拝、お給仕がおっくうになります。

仏間の方向

この方向が良いとか悪いとか、色々な事を言う人がありますが、用は祀る心が大切です。お仏間の方向について、いわれがあると思われる説をご参考までに掲げます。

南面北座説 西方浄土説 本山説
南面北座説

御本尊を南向きに安置し、北向きに礼拝する。北半球では南が明るい方向で、「君子南面ス」という言葉があるように南に向かって座るのが上座とされています。したがって、お仏間を南向きに設けます。

西方浄土説

仏間を東向けに設け、西向きに合唱、御本尊を礼拝すると同時に西方浄土を拝む形をとります。

本山説

御本尊に向かって合掌するとともに、御本山を礼拝するように仏間を設けます。本山との位置関係で方向が変わります。

仏間の基本的な考え方

仏間の基本的な考え方
  • 仏間を設計される場合は、お給仕の高さの関係で仏間に造付けの地袋は付けないほうが良いでしょう。多くの場合、仏壇を安置するようになって、造付けられている地袋を取り除く事があり、柱のキズが目立って、お座敷の美観を損なう事が多い様です。上置型仏壇の場合は、仏壇用置台を置かれるほうが良いでしょう。
  • 仏間の上には、室や廊下等が無い方が良いのですが、設計上いたしかたない場合は、仏間の上階には不浄なものを置いたり、人が出来るだけ乗らない様な配置を心がける必要があります。
  • 法事などの多くの人が集まる事が多々ありますので、お仏間のある室には続き間を計画されるほうが良いでしょう。
  • 仏間の上部は、天袋など付けないほうが良く、又クーラー等を設置しないほうが良いでしょう。
  • 仏間の開口高さ、一般的にその室の鴨居高さを採用します。
    しかし、背の高いお仏壇(特に1間仏間の時)や、敷居を3~5寸上げた場合は、お仏壇の高さに注意が必要です。
  • 鉄筋コンクリート造や、鉄骨造の様に柱の型の出る構造の場合、柱の出る位置には仏間を計画しないようにして下さい又、梁型の高さにも注意が必要です。
  • 仏間用コンセントは、上部に取り付ける方が、お仏間に入線する場合、目立たない様です。
    (側面に余裕がある場合は下部でも良いでしょう。)
    又、必ずスイッチ回路を設け、スイッチの位置は仏間の近くにする方が便利です。
  • 仏間の奥行きは、出来る限り、深く取る様にして下さい。(90cm以上が望ましい)
  • 設計の時に、専門店で事前にお仏壇の寸法や、安置方法についてご相談いただければ幸いです。

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